巧言乱徳

こうげんらんとく

事故翌日

(※この記事は他のブログサービスで公開していた「交通事故!追突されて愛車は全損!!相手は無保険行方不明・・・」から引っ越したものです)

 

眠れぬ一夜が明けた。

 

一晩湿布をしていたお陰で腰の痛みは少し和らいだが、事故直後痛みを感じなかった首が痛い。

 

右の腕の付け根に、追突時にシートベルトで出来たらしい痣がくっきり。

何かにぶつけたのだろうか?右肘にも違和感が有る。

 

昨日と同様本日も仕事を休む。

 

体の不調もあるが、精神的なダメージが大きい・・・

 

病院に電話してYを呼び出し、任意保険の担当者と連絡を取ったか確認すると自分の母親に頼んだとの返事。

 

母親に電話すると、母親曰く

『保険は※月※日で切れているらしいです』(事故の前の週)

任意保険が切れているのか?

 

再び病院に電話。

Yに任意保険について聞くと『入っています。』

 

母親の言ってる事とまったく違う・・・

 

車を購入した中古車屋なら保険会社が判ると言うので連絡を取らせる。

 

その後、電話でさんざんあちこち連絡を取って判った事は、Yの車の任意保険が一週間前に切れていると言う事だった・・・

 

ガックリ力が抜ける。

電話口のYに、全損で有れば同程度の中古車を購入すると200万円は掛かる事を告げる。それだけ貯金が有るのか?

 

予想通り手持ちは無いとの返答。

 

ちょっと信じられないような事故(見通しが良い日中に起こるような事故では無い)で人を巻き添えにして、任意保険は切れている、お金は無い・・・怒りをぐっと押さえる。

 

ここで感情的になっても仕方が無い。

 

Yが意外にも軽傷で明日退院するとの事なので、退院したら私の車がレッカーされた工場へトヨタディーラーの人間を伴って行って、修理の見積もりをするように指示。

 

その後、Yから連絡が有ったのだろう、Yが加入していた任意保険会社の担当者から電話が入る。

 

『保険契約が切れていますので当社では対応できません・・・』

 

おそらく担当者は薄ら笑いを浮かべていたであろう。

 

ちなみに私は当然任意保険に加入していたが、車両保険は入っていなかった・・・

 

ランドクルーザーは頑丈な車で、ランクル乗りの知人の一人はオフロードコースで車が180度ひっくり返ったがルーフが少々凹んだ位で全く問題無し。

 

別のランクル乗りは軽自動車と正面衝突したが、バンパーがちょっと曲がっただけで修理もしなかった。

相手の軽自動車は廃車。

 

私はランクル80の前はランクル70に乗っていて、大きな事故は無いがちょっと擦ったりぶつけたりで修理が必要な車では無かったので、車両保険に入っていなかったのだ。

 

通常任意保険に加入していれば、事故後の交渉は保険会社の担当者に任せられる。

 

しかし、今回のように過失割合で100%相手が悪い場合は自分の任意保険は使えない。

 

相手も保険が切れているので、当人どうしの直接交渉になる。

 

夜半、Yの兄と名乗る男からTEL。

初対面の相手に電話するのに後ろでテレビの音がする。

一応内容は詫びの電話だが・・・どうも誠意が感じられる内容では無い。

 

首の痛みで寝返りがうてず、不安と怒りであまり寝られなかった。