巧言乱徳

こうげんらんとく

マンションを相続する1

父親が他界して約3年。

 

kougenrantoku.hatenablog.com

 

本来であれば直ぐに実家マンションの名義変更をすべきなのかも知れないが、引き続き母親が住んでいるのでそのままにしていた。 

 

しかし、何時までも放置できないのでマンションの名義を変えて相続する事にしました。

 

普通、このような場合は司法書士さんに手続きをお願いするのが一般的だと思います。

 

しかし、大部分の人は日常生活で司法書士さんとの接点が無いはず・・・

 

ネットで地元の司法書士事務所を検索すれば幾つも事務所は見つかります。

 

概ね掛かる費用を表示しているHPもありましたが、価格にはバラツキがあり、何処に頼むか決めかねる。

 

車を買う場合なら幾つか販売店を周り、合い見積もりを取って安い所で買えば良いけれど、司法書士事務所で合い見積もりを取る訳には行かないだろう。

 

普通は相談するだけでも料金を請求されるようだ・・・まあ、当然だと思うけど。

 

色々と考えた上で、以前の交通事故でも利用させて頂いた市役所の無料法律相談を使う事にしました。

 

地元の市役所のHPを見て、無料相談をやっている日時を確認。

 

平日日中、月に1度の開催で事前予約が必要でした。

 

一応相続と名義変更の手続きをネットで調べた上で質問事項をピックアップしてから相談へ。

 

当日、無料相談の相手は地元の司法書士の方。

 

手続きの流れや質問の回答等、丁寧に教えて頂きました。(約30分間)

 

実は無料相談を利用した目的の一つは、相談員の方が感じが良ければそのまま手続きを頼んでも良いかな?っと、思っていた訳です。

 

ネットで調べた司法書士事務所で、初対面の人ににいきなり依頼するより、どんな相手か話をしてから依頼できるのであれば安心です。

 

市役所出入りの事務所なら、そんなに評判が悪い所ではないだろう。

 

相談に乗って頂いた司法書士の方は感じが良く、この案件を引き受けるなら10万円位・・・と言って頂きました。

 

事前にネットで調べた相場と同等の値段だったので、一般的にはこの位掛かるのでしょう。

 

そのまま頼んでしまうかと思ったのですが、聞いた話では素人でもそんなに難しい手続きでは無いようです。

 

何事も経験・・・自分でマンションの名義を変更してみる事にしました。

 

事故から2年後

(※この記事は他のブログサービスで公開していた「交通事故!追突されて愛車は全損!!相手は無保険行方不明・・・」から引っ越したものです)

 

調停成立後、毎月滞り無く続いていたYからの支払いが突然止まった。

 

残り数か月というのに何故?

 

久し振りにYにメールを入れて催促すると、言い訳も無しで数日後に支払われたが、翌月も指定日に振り込まれていない・・・

 

調停書には2カ月支払いが滞った場合は残金を即時一括で取り立てができる事になっている。

 

取り立ての方法は家財道具の差し押さえや勤務先の給与の差し押さえも可能だ。

 

もっとも家財道具と言っても生活必需品は差し押さえが出来ない。

 

例えばテレビは生活必需品と認定されているので1台しか持っていない場合は差し押さえができないのだ。

 

そもそも事故当時、親兄弟と同居していたYがどれだけの家財道具を持っているだろう?

 

調停時にYの勤務先を確認していた。

 

某警備会社だったが、給与を差し押さえるにしても勤務先の再確認などが結構面倒だ。

 

最期まで面倒をかけさせるYに頭にきて、嫌がらせのつもりで家財道具の差し押さえや勤務先に給与差し押さえを申請しようかとも思ったが、Yとメールで交渉して残り全額を一括で返済させた。

 

ちなみに万一取りはぐれた場合は時効が10年あるのでその間に相手の事をじっくり調べてから強制処置を掛けるつもりでした。

 

人間、年齢が上がると家庭を持ったり社会的信用が重要になるのでダメージが大きいはず。

 

これで、本当に終了。

 

 

最期にこの事故からの教訓。

 

①どんな古い車やボロ車に乗っていても、必ず車両保険を掛けておき、弁護士特約も加入する事。

 実際の事故に遭った時に使えない保険に加入していても無意味。

②車にドライブレコーダーを付けて置く。

 常習的に嘘を付き、言い逃れをしようとする相手を黙らせるのは物的証拠だけ。

 高価で高機能な物を買っても数年で壊れるので、手頃な値段の物で良いから前後に設置する事。

③安全性の高い車に乗る。

 安いだけ、燃費の良いだけの車に乗っていませんか?

④何より自分が加害者にならない事。

 一瞬で人生が終わるのが交通事故です。

 

 

事故から8カ月後

(※この記事は他のブログサービスで公開していた「交通事故!追突されて愛車は全損!!相手は無保険行方不明・・・」から引っ越したものです)

 

地方検事局から会社の顧問弁護士と私の自宅に電話が掛かってきたらしいのでこちらから検察に電話をした。

 

驚いた事に事故から半年以上も経つのに未だYの刑事処分が決定しておらず、以前私が提出した上申書を見て電話して来たとの事。

 

前にネットで調査した処、通常刑事処分は3ヶ月位で決定するとの情報を得ていたので、とっくにYの処分は決定済みで、私の書いた上申書なんかは何の役にも立たなかったものと勝手に解釈していたのだが、検察に私が出向いて意見陳述する気が有りますか?との問い合わせ。

 

なるほど、Yが誠意を見せた理由はこれか・・・

 

刑事処分が確定していなかったので厳しい処分を避ける為に示談で譲歩したのか?

 

全く役に立たなかった警察の対応に比べると、検察への上申書は一定の効果は有るようだ。

 

弁護士さんに一枚噛んで貰ったのも良かったのかも知れない。

 

そもそも上申書を出した理由は、Yと全く連絡が付かなくなったので、Yの身柄を押さえる手段の一つだった訳だ。

 

一応、調停は成立して示談が終了した形になっている今、わざわざ時間を掛けてYの悪口を言いに行くメリットは無い。

 

実際問題私の証言でYに実刑判決が出るはずも無いだろうが、万一収監された場合は私への支払いも不可能に?

 

Yへの処分は検察に一任した。

 

調停に応じる前のYの対応や茨城の塗装業者さん、事故車のレッカー移動先の中古車屋さんへのYの取った非常識な行動を考えれば、厳罰を与えて貰った方が世間やY自身の為だったかも知れない。

 

今度こそ終わり・・・と思ったのだが、順調に毎月返済されていた示談金が、突然何の前触れも無く振り込まれなくなる!

 

 

 

事故から181日後

(※この記事は他のブログサービスで公開していた「交通事故!追突されて愛車は全損!!相手は無保険行方不明・・・」から引っ越したものです)

 

第4回調停。

 

AM11:00開始だが、今回は最初にYが調停委員と話し、20分後に私が呼ばれる。

 

驚いたのは、前回Yが用意すると言っていた『頭金』を、支払い額の1/5では無く、3倍用意して来た事である。

 

今回の一連の交渉の中で初めて見せたYの『誠意』と言えるか。

 

ともあれ、最初に賠償額の半額以上(約60%)受け取れるのであれば、私も助かるしY自身の今後の支払いも楽になるはずだ。

 

私が今回の賠償金の分割化で一番心配していたのは、債務が確定した時点でYが自己破産を申し立てる事だったのだが、支払い残高が少なくなった事でこの心配はあまりしなくて良くなった。(油断は出来ないが・・・)

 

交通事故の賠償金が自己破産で免責になると言うのは納得行かない話だが、結構多い話らしい。

一般的には月給の20倍、もしくは3年以内の完済不可能な債務については簡単に自己破産で免責が適用されるとか。

 

近々ようやく法改正されて、重大な過失の事故の場合は免責にならなくなるらしい・・・被害者からすれば、一生掛けても償うのが当たり前だと思うが。

 

両者合意と言う事で裁判官が呼ばれ、私とY、調停委員×2と書記?の計5人がテーブルに付き、現金受け渡しと領収書(正式な物では無く、ワープロ作成の私造)の取り交わし。

 

調停終了。

 

今後、Yの支払いが2ヶ月以上遅れた場合は残額は一括取り立てが可能で強制執行が出来る事になる。

更に取り立てが終了する迄、年5%の金利が加算される。

 

事故から半年。長い半年だった。

経済的には勿論だが、何より精神的にボロボロになった。

 

しかし、これで終りでは無い。

 

残金をYが完済する迄後2年。

 

そしてやはり・・・トラブルは続く。

 

 

 

事故から147日後

(※この記事は他のブログサービスで公開していた「交通事故!追突されて愛車は全損!!相手は無保険行方不明・・・」から引っ越したものです)

 

第3回調停。

 

思ったよりも道路が空いていて1時間も前に簡易裁判所に着いてしまったが、驚いた事に既にロビーにYが居る。

 

前回40分遅刻して来たので早く来たようだ・・・

 

AM11:00調停開始。

今回はYが先に呼び出されて調停委員と話をした後、私が呼び出される。

 

前回、私の方からYに対して幾つか要望を出しておいた訳だが、結局妥協案として頭金?として支払い額の1/5を現金で支払い、残りは月々5万円のローンと言ってきた。

 

定職に付いて働き始めたので必ず払うと言うのだが・・・大学3年生(本人曰く)が中退して就職?来年卒業してから支払いますのでそれまで待って下さいと頼むのが普通だと思うが。

 

やはり元々大学生では無かったのだろう、この嘘付きめ!

 

これ以上話あっても、これより良い提案は出ないだろう。

 

調停不調→支払督促→異議申立→民事裁判→判決→強制執行・・・しかし回収出来る可能性は殆ど無し。

 

銀行口座を絨毯爆撃で差押しても預金は無いだろう。

もっとも銀行のブラックリストに載ればまともな金融機関から融資は受けられなくなるから嫌がらせ位には成るかも知れない。

 

まあ、Y名義の不動産でも有れば他に方法は有るのだろうが。

 

次回、第4回調停(1カ月後)に取り敢えず決着を付ける事に同意した。

 

 

 

事故から136日後

(※この記事は他のブログサービスで公開していた「交通事故!追突されて愛車は全損!!相手は無保険行方不明・・・」から引っ越したものです)

 

事故車を廃車にする準備の為に、久し振りにランクルを停めてあるYが車を購入した中古車屋に行く。

 

事故直後に私に無断で、レッカー屋さんからYが勝手に運びこんだ所だ。

 

駐車場に行って見ると、驚いた事に私の車とYの車が事故直後のまま停めてある。

 

私の車が残っているのは当たり前だが、完全にスクラップのYの車が何故半年近くも保管して有るのだ?

 

中古屋さんに話を聞くと、Yと全く連絡が取れなくなっていて処分に困っているとの事。

 

駐車料金は勿論、車のレッカー代も払わずに行方をくらませているらしい・・・何だかなぁ。

 

携帯に掛けても出ない、自宅に掛けて家族に連絡しても本人からは掛けてこない、文書も駄目・・・愚痴を聞かされる。

 

これを御覧の方の中には信じられない話かも知れないが、こんな人間も車を運転しているのだ。

 

事故直後、Yの母親(顔が見たい)と任意保険会社とのやり取りが有ったのは本当らしいが、当然保険会社が契約切れの事故の賠償に応じる訳が無く、Yの母親(本当に親の顔が見たい)は憤懣遣る方無かったようだ。

 

購入した中古屋さんで任意保険に加入したので、自分の不注意で保険切れしたにも関わらず中古屋さんにクレームを付けたらしいが・・・この親有りてこの子有りか。

 

3時間も掛けて電装品(盗難防止装置、カーナビ、CDなど)の取外しを行った。

 

これを又付け直すのか・・・どれだけ時間が掛かるだろう?

 

来週、廃車する事にする。

 

 

 

事故から112日後

(※この記事は他のブログサービスで公開していた「交通事故!追突されて愛車は全損!!相手は無保険行方不明・・・」から引っ越したものです)

 

 前回調停から1カ月後、第二回調停。

 

AM11:00開始・・・だったのだが、Yが裁判所に現れない。

 

調停委員『逃げちゃいましたかね?』

 

私としては、Yに対する信頼感など微塵も無いので『やっぱり・・・』と、充分予想の範囲。

又、内容証明を送るか・・・などと考えていると携帯にメール。

見覚えの無いアドレスだが、文面からするとYのようだ。

 

『10分程遅刻します。』

 

相変わらず非常識で使えない男だ。

 

Yが来るまで、調停委員と雑談でもするしか無い。

 

結局40分遅れでYが到着。

 

Yの言い分。

①車両代、雑費、レンタカー代等を含めて総額※※※(私の要求金額の約80%:根拠は不明)万円を支払う。

②支払い方法は月々5万円の分割。

 

学校は辞めて就職するって言ってるらしいが、こんなんで私が納得すると思っているのだろうか?

 

実は以前にYと連絡が取れなくなった時に、Yが通っている大学に手を回してプレッシャーを与えたらどうか?とのアドバイスを専門家から貰った。

 

私の勤務先は就職氷河期にも関わらず、毎年コンスタントに新卒を取る、大学側から見れば優良企業。

会社の総務からYが通っている大学の就職担当の連絡先を入手、電話して事情を説明して連絡を取って貰うように話をした。

 

『少々お待ち下さい』と言われて数分後・・・

 

『大変申し訳ありませんが、当校には該当する生徒は在籍しておりません・・・』

 

現在なら個人情報保護で開示出来ないと言われる可能性が高いが当時は特に問題は無かったし、在籍していたなら大学側が在籍していないと嘘を付く理由が無い。

 

Yの奴、事故直後から私に嘘を付いていたのだ。

 

それにしても、鞭打ちで苦しんでいる被害者(私の事)を最初っから騙す気満々って一体どういう性格なんだ???

 

こうなると、本当に大学生か?という疑問も沸いて来る。

 

こちらがYの在学調査をした結果をぶちまけて嘘付きは信用できないと罵倒するのは簡単だが、この先調停不調になって民事裁判へ移行した時に裁判官の心象を悪くするのに使うまでは黙っていた方が良さそうだ。

 

そんな理由で、金額はともかく全く信用のおけない人間に担保も無しで金を貸す他人はいない。

 

直接支払い義務は無いものの、知らん振りのYの家族(まったく、親の顔が見たい)にも責任を取らせたい。

 

私の要求。

 

①同等中古車をY名義で銀行ローンで購入(所有者がYになる)後、私に名義変更して返却。(保証人が必要であろう)

②分割支払いするのであれば、支払い能力の有る保証人を付ける。

③最低半額は最初に現金で支払い、残りは分割。(親に借りてこいと言う事)

 

実際問題として60歳(普通のサラリーマンなら定年)の父親や定職に付いていないっぽい兄が保証人になってもたいして意味が無いような気もするが・・・と言うか、Y家の6人はどうやって収入を得ているのだ???

 

次回調停までに以上の3案を検討させる事で本日は終了。

 

次回調停は一カ月先の金曜日、AM11:00